ギター オルタードスケールの使い方は実は簡単です。

「オルタードスケールの形だけは覚えた。でも、実践での使い方がわからない」

この記事ではこんな悩みを持った人に向けて書いています。

オルタードスケールを使うとどんな雰囲気になるのか聴いてみてください^^

ペンタやメジャー・スケール一発でのアドリブとは違いますよね^^

このスケールはコツさえ掴めば簡単に使えます。

使い方を覚えることで、アドリブでのマンネリ化を防ぎRock,Blues以外のjazz等の理解へと繋げられます。使い方にいくつかのルールがありますので、それを説明していきます。
目次

オルタードスケールとは

下図は、オルタードスケールとメジャー、マイナースケールの構成音を見比べたものになります。

メジャースケール
(アイオニアン)
P1 M2 M3 P4 P5 M6 M7
オルタードスケール P1 ♭9 #9 M3 #11 ♭13 m7
マイナースケール
(エオリアン)
P1 M2 m3 P4 P5 m6 m7

ほとんどが9thや13thに#、♭が付いた「オルタードテンション」で構成されていますね^^

スケール・ポジション

オルタード・スケール ポジション

覚え方

コードのルートの半音上の音程から始まるメロディック・マイナー・スケールを弾く。

例えば、G7コードならルートはG音、その半音上はG#音なので、G#メロディック・マイナー・スケールを弾くことになります。

使い方のコツ

実践で使う時のスケールの導き方と、雰囲気を出すための方法があります。

丸暗記はキツイからね^^;

コードフォームから導きだして使う

動画の演奏では、1廻し目のⅤ7を6弦ルートのバレーコードフォームから導き出しています。

この図で言うと、半音上のメロディック・マイナーですから♭2から弾いています^^

次に、2廻し目では5弦ルートのローコードフォームを使っています。

先ほどのとは違って、ヘッド側へ進行して行く運指パターンになっています。

パターンを使って弾く

基本的に♭9,#9,♭13を使い、#11はあまり使わなくてもいいです。
パターンとしては、ルートからP1-♭9-#9-M3-♭13と行って、p8へ繋ぐか、#9を飛ばすパターンで弾くと、決まりやすいです。

使える場所が決まっている

基本的に、G7とかE7のようなドミナント7thコードでのみ使用できます。

コードが完全4度進行している場合に使える

今回使用したコード進行は、

key=Cメジャーで6-2-5-1になっています。このG7-C△7(Ⅴ7-Ⅰ△7)の部分が完全4度進行ですね。ソから見たドは4度上の音程になりますよね^^こういう場合に使えます。

ドミナント7thコード以外では使えません。訳の分からないことになります^^;

まとめ

  • ドミナント7thコードの半音上のメロディック・マイナーを弾く。
  • コードフォームからスケールを導き出して使う。
  • フレージングパターンを覚えておく。
  • Ⅴ7-Ⅰ△7のような完全4度進行のときに使える。
  • ドミナント7thコードでのみ使え、その他のコードでは使えない。



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