CコードとCmコードの違い、それは使う「度数」の違い!?

ギターコードのCとCmって、どう違うのかな〜? と悩んでいるアナタ。

コード名って似たようを名前が多くて覚えるの大変だよね。丸覚えすることは出来るけど、なんでこうなるのか? っていうのが分からないとイマイチ頭に入らないしさ〜。コードって音楽理論が分からないと、どうしても理解しにくいんだ。

そこで、音楽理論入門の意味も含めて、CメジャーコードとCマイナーコードの違いを説明するよ。音楽理論が分かるようになると、コードブックも使わなくてよくなるし、作曲にも役立つようになるよ。

目次

CとCmは構成音、つまり3度音程が違う

今の時点では何のことか分からないと思うんだけど、音楽って、コードにしろ何にしろルールに基づいて作られてるんだ。そのルール(音楽理論)を理解しないと、いつまで経っても越えられない壁がアナタの前に立ちはだかることになるんだ。でも覚えてしまえばアナタの音楽スキルは間違いなく上がるよ。

リュウ

じゃあ、大変だと思うけど、順番に説明していくよ。

Cメジャーコードの構成音は「ド+ミ+ソ」。どのポジションでも、この3つが同時に発音されるとCメジャーコードと呼んでいいんだよ。

Cmコードの構成音は「ド+ミ♭+ソ」。真ん中のミに♭(フラット)が付いてるよね。♭はその音を半音下げるという意味の変化記号だよ。これも押さえるポジションがどこであっても、この3つが同時に発音されるとCマイナーコードと呼ばれるんだ。

ていうことは、コードで5~6本の弦を弾いてはいても、使われている音は3つだけなんだ。そして、この3つの音で構成されたコードを「三和音」と呼ぶ事を覚えよう。

【Cメジャーコード】

【Cmコード】

音を数字に置き換えて考えよう

学校で「ドレミファソラシド」って習うよね。このドとかレは音の高さを言葉で分かるように表すための「音名(おんめい)」だね。

次にドとレの音の高さの隔たり(幅、差)のことを音程(おんてい)と呼んでるんだ。さらに、その音程の隔たりの程度を「度」で表すんだよ。そしたら、下図の「ド-ド=1度」「ド-レ=2度」というように数字に「度」をつけて読んでいこう。

音程は5種類の役割別に分類される

音程は響き方の違いがあって、安定した響き、明るい響き、暗い響き、緊張感のある響き、不安定な響きなど、度数別に分けられるんだ。

【分類表】

種類 英語での綴り 略号 該当する数字
完全音程 Perfect Interval P 1度、4度、5度、8度 完全1度、完全5度、P1、P5
長音程 Major Interval M 2度、3度、6度、7度 長3度、長7度、M3、M7
短音程 Minor Interval m 2度、3度、6度、7度 短3度、短7度、m3、m7
増音程 Augmented Interval aug 全ての度数に使われる 増4度、aug4
減音程 Diminished Interval dim 全ての度数に使われる 減5度、dim5

音程は12個ある

学校で習うドレミファソラシドは8個だけど、本当は間に入る音名があるんだ。それは、「#や♭が付く音程」だよ。それを加えると全部で12個になって、分類表に当てはめて音名を並べていくと下の音程表のようになるんだ。

表に出てくる♭(フラット)は半音下げるという意味、#(シャープ)は半音上げるっていう意味だよ。そして、「レ#とミ♭」や「ファ#とソ♭」は読み方は違うけど同じ音程=「異名同音」だよ。

【音程表】

P1 m2 M2 m3 M3 P4 aug4

dim5

P5 m6 M6 m7 M7
ド#

レ♭

レ#

ミ♭

ファ ファ#

ソ♭

ソ#

ラ♭

ラ#

シ♭

メジャーコードは長3度、マイナーコードは短3度。

なぜ上の表を覚えるのかというと、コードの構成音をこれに当てはめることで、どういう種類の音程によって構成されているのか、理解しやすくする為なんだ。

Cメジャーコードの構成音は「ド+ミ+ソ」だったよね。これを音程表に当てはめると、完全1度と長3度と完全5度の音程から成り立っていると判断できるんだ。Cマイナーコードの「ド+ミ♭+ソ」は、完全1度と短3度と完全5度になるよ。

上達するには音楽理論は必修!

今回は、ややこしい事を話したけど、少しは分かってくれたかな? 音楽理論を勉強すると自信を持って音を選べるようになるよ。正直、リュウの音楽理論の説明は完璧じゃないから、音楽理論書を買って勉強する事をオススメするよ。



スポンサーリンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次