スケール練習って本当に必要なのかな? と悩んでいるアナタ。
あまり意味が無いってネットでもチラホラ見かけるよね。教則本には図で説明してあるけど、白丸と黒丸が並んでて何処をどんな順番で押さえて練習すればいいのさ? どの指を使えばいいのかすら分からなくて時間ばかりが過ぎてるんじゃないかな? そこで、スケール練習の仕方やポイントを紹介していくよ。
スケール練習のメリットはピッキング、フィンガリング、ちゃんと出音出来ているかの確認が出来ること
曲を演奏する時にもスケール練習をしっかりやってる人と、そうでない人では演奏の質に違いが出てくるよ。両手のシンクロ、音の濁り、雑な運指でのノイズなど、改善できるものがスケール練習には詰まってるんだ。どこまで出来たら正解じゃなく、正確でキレイに音が出ているか、他の弦が鳴ってないかをチェックする為に練習しよう。
これから紹介する譜例の上昇と下降を繰り返すことで、弦移動がスムーズにできるようなって行くよ。今回は「Cメジャースケール」を紹介して行くよ。
Cメジャースケール
Cメジャースケールとは、いわゆるドレミファソラシドのポジションの事だよ。基本ポジションを2つと、それの応用ポジション(1本の弦に3つの音が乗っている形)を紹介していくよ。
6弦ルートポジション
6弦8フレットから始まるCメジャースケールで、ポジション図に出てくるは、Root(ルート、主音または根音)と言って、この音から弾くと始まり感が出て、フレーズの最後に弾くと、今度は終止感が得られるはずだよ。実際に確認してみてね^^
基本の指使いを覚えよう
この運指をそのまま使ってEx-1が出来たらEx-2を練習して、それがちゃんと出来たらEX-3をやろう。
練習する時は必ずメトロノームを使って、最初はBPM(テンポの速さ)65くらいから、最終的にBPM120で出来るように頑張ろう。
- 人=人差し指
- 中=中指
- 薬=薬指
- 小=小指
【Ex-1】
【EX-2】
【Ex-3】
各ポジションの音名を覚えよう
ギター講師やセッションギタリストなんかは音名を覚えていて、ギターの仕事の現場で「ミの音を出して」と言われて、「どこだっけ?」ってなってたら、もう仕事は来ないって想像できるよね。覚えるのにかなり時間が掛かるけど、音楽理論を理解する時も役立つから少しずつでも覚えて行こう。
CDEFGAB=ドレミファソラシだよ。ポピュラーの世界ではドレミのようなイタリア音名じゃなくて、CDEの英音名を使うからこっちで覚えよう。まあ、ドレミでも良いけど音名を口で言いながら練習すると少しは覚えやすくなるよ^^
スリー・ノート・パー・ストリングス
1つの弦に3つの音を乗せたスケール・ポジションを「スリー・ノート・パー・ストリングス」って言うんだ。スケール名じゃなくて、Cメジャースケールのバリエーションの1つなんだ。アドリブをする時によく使うポジションだから、ぜひ覚えよう。
【各ポジションの音名】
Ex-1~3と同じ要領で練習してね。
【Ex-4】
【Ex-5】
【Ex-6】
5弦ルートポジション
次は5弦3フレットから始まるCメジャースケールだよ。Rootの位置を確認しておこう。
基本の指使い
6弦ルートと良く似てるから、すぐに出来るんじゃないかな?エクササイズをやるときは必ずメトロノームを使って、初めはBPM65から初めてBPM120で出来るようにやってね。
【Ex-7】
【Ex-8】
【Ex-9】
各ポジションの音名
Ex7~9を音名を口に出して練習しよう^^
スリー・ノート・パー・ストリングス
ここまで紹介したポジションを1度に全部覚えなくても大丈夫だよ。自分の興味のあるものから覚えて行こう^^
【各ポジションの音名】
【Ex-10】
【Ex-11】
【Ex-12】
他の弦が鳴らないようにする方法
スケール練習を3弦を弾いているのに、4弦や2弦も一緒に鳴ってしまうときは、隣り合う弦に指先や指の腹の部分をチョンっと触れて「余弦ミュート」をしよう。
必ずメトロノームを使って練習しよう
実際の演奏ではリズムに合わせて、一定の速さで弾くものだよ。プロとアマの違いで良く言われるのが「リズム感」で、リュウは初めにやらずに後でかなり苦労してるから、初心者のうちに意識して取り組んで行こう^^
次に読みたい記事はこちら→スケール練習その2
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