名器テレキャスターの中毒性、どんな特徴・音なのかを紹介!

テレキャスターって、「ボーカルギターが持ってる」とか、「ジャキジャキした音が特徴的」って感じで色んなイメージが付いたギターだと思うんだ。その中のどれが本当なのかって言うのはギター初心者には分かり難いことだよね。

どうしたら分かるようになるのさ? と悩んでいるアナタのために、色々調べて分かった事をここにまとめておくね。

目次

エレキギターの王道を知るために1度は手にしておきたいギター

「テレキャスター」は、エレキギターの中でもバツグンの人気・知名度を誇るギターの一つで、他のストラトキャスターやレスポールと並んで、定番のギターとして知られてるんだ。一つの音の基準として1本は持っておきたいギター、王道を知ることは自分なりの道を作るきっかけにもなるよ。

最近、レッチリ(Red Hot Chili Peppers)に復帰のニュースで世間を驚かせたジョン・フルシアンテも愛用しているよ。

マリリン・マンソンの元ギタリスト、「ジョン5」もテレキャスターを愛用していて、彼は値段的にも歴史的にも、かなり価値の高いヴィンテージ・テレキャスターを何本も持っているほどにテレキャスを愛しているみたいだね^^

「テレキャスター」はFenderの製品

テレキャスターは商品名で、Fender社が商標登録している製品なんだ。だからフェンダー以外のメーカーが同じ形のギターを作っても、この名前は使えず「テレキャスタータイプ」と言うのが正しい呼び方となるよ。ヘッドにFender・Squier by Fenderのロゴが入ってるものだけが正真正銘の「テレキャスター」と呼んで良いんだ。

世の中にはテレキャスター・タイプと呼ばれるコピーモデルのギターが各メーカーからたくさん出ているんだけど、コピーモデルだからダメとか言うのではなく、世界的にエレキギターの形や構造の基準となっているからこそであって、高い技術を持った職人さんが作っているだけあって素晴らしいものなんだよ。

これは国産メーカーの中でも、すごく評判の良いmomose(モモセ)のテレキャスター・タイプ。

どんな特徴があるの?

サイズが小さめでカバー付きのフロントピックアップ、逆に大きめで金属のブリッジに直付けされたリアピックアップ、3サドルブリッジ、3WAYピックアップセレクター、ボディの材質はアッシュかアルダーでボディ裏から弦を通す構造と言うのがテレキャスターの基本的な仕様になっているんだ。

ボディ裏から弦を通すって?

 

このモデルの最大の特徴、一番良いところは金属プレートにピックアップが直付けしてある事で、これはテレキャスターにしか無い構造となっていて、これが独特のサウンドやギターのキャラクターを生み出しているんだ。

このギターが初心者向けじゃ無いと言われる所以の一つ、3サドルブリッジ。これは一つのサドルで2本の弦を支えている為に、各弦1本毎のオクターブ・チューニングをちゃんと合わせられない構造になっているのが原因で、これをやらないと12フレット以降が音痴になって上達の妨げになるんだ。

この問題は、初めから6サドルブリッジになっているものやパーツ交換をすれば解消できるんだけど、3サドルブリッジが独特のサウンドを生み出していると言う理由から、この不便なパーツをわざと使っている人もいるくらいで、パーツ交換すると余計なお金が掛かるから、よく確認してから購入しよう^^

あと、「テレキャスター」という名称自体が曲名に使われていたりする事があって、独特な魅力があるのも特徴の一つ。止められない中毒性があるって事だね^^;

どんな音がするの?

音のバリエーションはフロント、フロント+リア、リアの3つになってるよ。

トレブリーとかジャキジャキした音って言われる事が多いけど、リュウ的には「チャキチャキ」って感じかな。まあ、音を言葉で表現するのは難しいから、リュウのイメージに近いサウンドの動画を貼っておくよ。

 

ポイント

テレキャスター本来の音をちゃんと知りたいなら、Fender・USA製のアメリカンスタンダードと言うグレード以上のものを購入しよう。スクワイアや他メーカーの安いものだとテレキャスらしさが全く分からないまま、飽きて粗大ゴミになってしまう恐れがあるから、出来れば手に入れたいところだね。

逆にレスポールのような太く甘い音がする、またはギターを持ち替えたんじゃないか? と思うほどフロントとリアのサウンドキャラが違うのがテレキャスターだと言う人もいるんだけど、それはフロントピックアップの音だと思うんだ。

1952年頃に造られていたテレャスターのフロントピックアップが、太く甘い音だったみたいで、最近のはそこまで違いは無いけど、テレキャスはジャズ系でも使われる事があるから、それの事を言ってるんだと思うよ。

 

「テレキャスターはカッティングに向いたギターだ」っていうのも良く言われるけど、それはボリュームポッドにハイパスフィルム(コンデンサー)と言うのが付いていて、ボリュームを絞った時に高音が減衰を防いで、歯切れの良いカッティングサウンドが得られるようになってるのも特徴の一つ。

どんなジャンルに合うの?

元々、カントリーやジャズ向けに作られたギターだけど、どんなジャンルにでも使えるギター。ロックをやりたいなら、ジョン・フルシアンテが使っているような、ボディ材がアルダーで指板がローズウッドのものを選ぶと扱いやすいよ。

ピックアップ交換をやらずにそのままの仕様だと、シングルコイルだからアンプや機材の種類によってはショボい音になってしまい、メタル系をやる時にパワー不足を感じるかも知れない事くらいかな。

ここでテレキャスター愛用者を何人か紹介していくね。幅広いジャンルに対応している事が分かると思うし、色んなサウンドを聞いて自分のテレキャスのイメージを掴んでみよう。

「ポルカドットスティングレイ」のギタリスト、エジマハルシ。これもタイトルにそのまま使われてるね。

 

「山下達郎」ブラック・ミュージック系J-POPの大御所もテレキャスターを愛用してるよ^^

 

「キース リチャーズ」レジェンド、ローリングストーンズも使ってるぞ。

 

「リッチー・コッツェン」ハードロックでもテレキャスターは見栄えが良いね^^

カントリーミュージシャン御用達のギター

トレブリーでパキっとしたサウンドがカントリー・ギターのイメージと直結していて、それを作り出す為の定番ギターにもなってるんだよ。ブリッジが固定されている事で、他の弦への影響が少ないのも選ばれる理由の一つだね。カントリーギターにはボディの材質がアッシュでネックと指板がメイプルを選ぶのが定番だね。

現代カントリーギターのスーパースター、ブラッド・ペイズリー。

 

ハマるともう抜け出せないかも!?

テレキャスターにハマった人は、本当にこればっかりになってしまうみたいで、何本も買っちゃうみたいだから、これを読んでるアナタは、もしかしたらテレキャス・マニアかも知れないね〜^^

次に読みたい記事はこちら→ギブソンのレスポールってどんなギター?



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