エレキギターの中古は選び方が分かると超オススメです!【初買OK】


初心者2

  • 中古のギターって実際どうなの?
  • 初めてのエレキギター、中古でも良い?
  • ネットやリサイクルショップで買っても大丈夫?
  • 選び方のコツや注意点も知りたいです。


この記事では、上記の悩みや疑問を解決できる内容となっています。

なぜなら、実際に中古のエレキギターを店舗・ネットの両方で買った時の経験、その時の失敗や反省を元に、新たに調べたことも含めて、中古楽器選びにベストな方法が書いてあるからです。

記事の前半では、新品と中古の違い、中古ギターのメリット・デメリットについて、後半では実際に選ぶときのコツや注意点を紹介していきます。

この記事を読み終えると、中古楽器を買うときの見るべきポイントや注意点が分かり、アナタのギター選びに役立ちます。

目次

中古のエレキギター、実は超おすすめです!

中古のエレキギターって、買ったことのない人や初心者にとっては「ちゃんと使えるのか心配」のようなイメージがあるかも知れませんが、実は状態や品質の良い使えるギターがたくさんあります。

本当にコスパの良いエレキギター=中古のエレキギターです。

見るべきポイントや注意点をしっかり確認して選べるようになると、安くて作りの良い「隠された名器」に出会えたりと、とてもメリットのあるジャンルです。

初めてのエレキギターは中古でもOK!

結論から言えば、初めてのエレキギターは中古でもOKです。

「続くかどうか分からないから出来るだけ費用を抑えたい」「しっかりしたものを買うために、安くなった中古にする」など、どれも間違いじゃないです。

ただ、中古のギターにはいくつか注意点があり、新品とは保証内容も異なってくること、画像と実物が違った、欠品があるなど、新品のように100%のものではないことを理解した上で購入する必要があります。

新品と中古の違い

新品のエレキギターは、キズや打痕、パーツに消耗・摩耗の無い100%の状態のものです。故障時などの保証もしっかりしています。

それに比べて中古のギターは、誰かが所有していたもので、多少なりとも使用感がありキズ・打痕、パーツの消耗・摩耗があります。個体毎に様々な状態のものがあり100%の状態ではないです。ストアで購入すると保証がついている場合が多いですが、新品と比べて内容が限定的になります。

中古ギターのメリット

安く買える

同じモデル・年式のものでも、中古品になることで新品時より安く購入出来るっていうのは、何に置いても一番のメリットです。価格は状態により差はあるけど元の値段より半額〜8割くらいで、ワンランク上のモデルを狙えるし、浮いたお金をアンプやエフェクターなどに回したり、節約にもなりますね。

高品質なものが手に入る

100%の状態ではないけど、新品と中古のギターで同じ価格だったとしても、中古の方が元値が高いものだとしたら、作りの良さや仕上げ、使われているパーツそのものがワンランク上のものである場合があります。つまり、中古の方が音がよく、機能や耐久力に優れているものが手に入るってことです。

生産完了品やレアモデルが手に入る

現在では手に入らない限定モデルやアーティストのシグネチャー・モデルが手に入ることもあります。

中古ギターのデメリット

買って間もない期間で不具合が起きる可能性がある

買った時点では特に気になる部分はなくても、使用しているうちにツマミを回すとノイズ(ガリ)が出たり接触不良を起こしてちゃんと音が出なかったりなど、自分でパーツ交換が出来るなら大したことはないですが、修理に出してしまうと余計なお金が掛かることがあります。

ネットで買う場合、画像だけで判断しなければならない

買ってみたら画像や説明にはない傷があったり、キレイだと思っていたら実際は汚れが酷かったなど、経験者なら気が付いて避けることが出来ますが、初心者には気が付きにくいことがあります。

ネットで個人取引の場合、見落としや誤表記がある

メルカリやヤフオクなどで、販売者が個人出品だった場合、不具合のある部分を書いてなかったり、商品説明が適当だったりで実態が見えにくいことがあります。

中古エレキギターの選び方

ここからは実際に中古のエレキギターを買うときに、出来るだけ失敗しないために見るべきポイントや注意点について説明していきます。

「安ければ何でも良い」という感覚でギターを購入するのは止めておいた方が良いです。安くてもお金を出すのですから、ちゃんと使える状態のものを買わなければ意味がありませんからね。

失敗しないために見るべきポイント・注意点

保証について

初期不良においての返品や保証期間内の修理など、必ず確認しておきましょう。100%の状態ではない中古品なので新品の保証と比べると限定的な内容のものになると思います。そこも理解しておいてください。不具合があった場合、いつまでに連絡する必要があるのか「連絡期限」にも注意しましょう。

フレットの状態

フレットは消耗品です。使用していると弦が擦れて徐々に削れていくんですね。あまりに減ってたり、ある部分だけ深く削れていたりするとビビリや音詰まりが出てしまったりと、不具合が発生しやすいです。

フレット残が最低でも「70%以上」のものを選びましょう。それに加えて「フレット擦り合わせ済み」と表記があれば、なお理想的です。

フレット残が60%以下になると、フレット交換の必要が近い状態ですから避けましょう。余計な費用が掛かってしまいます。

ネック

ネックはギターの命とも言うべき大事な部分です。ここがあまりにも反っていたり破損があると、プロのギタリストだったとしても、まともに演奏出来ません。

「ねじれ」「波打ち」「ハイ起き」と表記があったらNGです!

「若干順反り」は、下記の「トラスロッド」に余裕がある=ネック修正が可能であることが条件です。

まで、「演奏において支障なし」と表示されているものを選びましょう。

トラスロッド

ネックの反りを修正するのに必要な、ネックに内部に仕込まれた棒状のパーツのことですが、ネックの修正時に、このロッドを時計回り/反時計回りのどちらかに回して調整します。これは回せる範囲に限度があって、どちらかに回し切った状態だと、それ以上修正が出来ないんです。

「順反り・逆反りの両方向に余裕あり」といった感じの表記があるものを選ぶようにしましょう。

金属パーツ

ブリッジなどの金属パーツに腐食やあまりにヒドイ錆があると、演奏に支障があることはもちろん怪我の原因にもなります。弦の高さを調整する「弦高調整」も出来ない場合があります。

交換すれば直る場合が多いですが、余計なお金が掛かってしまう & 初心者には修理が難しいので、しっかり確認しましょう。

ストラップピン

立って弾く場合などにストラップを引っ掛けるためのピンのことですが、これが外れてしまっていると立って演奏出来ないです。

電装系パーツ

アンプに挿して音が出ることはもちろんですが、Volツマミがちゃんと効くかどうか、「ガリノイズ」と言うツマミを回したときに出るノイズがないかもチェックしましょう。

電装系のトラブルはパーツ交換などで直せますが、修理代が掛かってしまう恐れがあります。

外観

ボディーなどについたキズや打痕が自分の許容範囲に収まるか確認しておきましょう。

製造年

製造されてから20年以上経っていると、経年による消耗などで不具合が起きやすかったりします。あまり古い物になるとガタがきていたり、規格が現在のものと合わずパーツ交換などが難しい場合があります。目安としては、2000年代以降のものなら、大体は現在の規格と同じです。

付属品

ブリッジに取り付けるアームバーの有無やケースが壊れていないかなどもチェックしましょう。

楽器専門店で買うのがオススメ!

楽器専門店での購入が一番良いです。

なぜなら、楽器の専門知識を持ったスタッフがいるから相談も出来るし、しっかり状態を確認した上での買取、各部のチェック・メンテナンスをしてから販売しているからです。保証も用意されているでしょう。

ゲームやおもちゃ、古着などのギター以外の商品も扱っているお店だったとしても、キチンとした「楽器専門スタッフ」がいる店舗であれば大丈夫です。

楽器の状態がしっかり表示されていることや、詳しく説明してくれる店員さんがいることが望ましいです。

BOOK OFFやHARD OFFのような店舗は避ける

BOOK OFFやHARD OFFのようなリサイクルショップにも中古楽器は売っているけど、特別楽器に詳しいスタッフは居ないことが普通だし、楽器専門店のような管理、スタッフへの教育はされてないです。

よっぽど詳しい知り合いが居るなら良いけど管理や表示が曖昧なこともあるので、初心者のうちは出来れば避けた方が良いです。

ヤフオクやデジマートでもOK!

ヤフオクやデジマートなど、ネットで購入するのもOKです。

なぜなら、良いものをより安く手に入れられるというメリットがあるからです。

しかし、画像や説明から楽器の状態を判断する必要があるので、しっかり確認しないと「思っていたものと違った」など、初心者には少しハードルの高い購入方法になります。

そのため、掲載されている情報や商品の状態をよく確認してから購入しましょう。郵送で送られてくるので、何か不具合があった場合、再度送り返す手間などが起きてしまう可能性があります。

100%の状態ではない中古品を画像などから判断するわけですから、自己責任で購入する必要があります。

チェックする項目は上記の「見るべきポイント・注意点」と同じで、画像や商品説明をしっかり確認して、分からないことはメールで確認しましょう。例:「トラスロッドに余裕はありますか?」など。

また、保証についての記載がない場合など、必要な情報が見当たらない時は店舗のHPにアクセスして調べることも大事です。

加えて、下記の条件が満たせていると、さらに安心感が高まります。

ストア出品から選ぶ

有名楽器店のアカウントなど、専門店として楽器管理がしっかりしていると安心感があります。また、キズの箇所・楽器の詳細な説明・メンテナンス情報(フレット擦り合わせなど)まで記載されているアカウントなら、有名楽器店ではなくても安心できますね。

個人出品アカウントは、返品や見落としがあったりとリスクが高いので、初心者のうちは避け他方が無難です。

画像が豊富で商品説明がしっかり記載されていること

実際に見て買うわけじゃないので、商品画像がたくさん用意されていたり商品説明が詳しく記載されていると、それだけ親切ということなので、信頼感が増します。

保証についての記載があること

保証内容や返品条件が記載されていると信頼感が増します。加えて店舗詳細や店舗住所、HPのURLなどもチェックしましょう。

保証については購入後、三日以内(店舗により異なる)の連絡が条件となっていたりしますから、しっかり確認してください。

送料価格

送料が適正価格かも確認しましょう。たまに、商品価格は低いけど送料が高く設定されてるアカウントを見かけます。悪質な感じがするので避けた方が無難です。他と比べて同じくらいかチェックしましょう。

ヤフオクの場合も、「BOOK OFF」や「セカンドストリート」のようなアカウントでの購入は初心者のうちは控えた方が無難です。

なぜなら、楽器の専門店ではなく専門知識を持ったスタッフがいないからです。画像や商品説明だけで判断するのは初心者には難しいです。

基本的に店頭販売と同時に出品されています。お店で店員の目が届かない場所に誰でも触れる状態になっていることが多く、その間に故障が起きている可能性があったりと、管理的に問題があるので難易度が高くなってしまいます。

メルカリはオススメしません。

個人売買がメインの「メルカリ」での購入は、最初のうちは止めておいた方が無難です。店舗で買うより個人売買の方が安くてお得に感じるかも知れませんが、買った後に何か不具合があっても保証や返品などは基本的に出来ないものと考えた方が良いです。

まとめ

以上をまとめます。

  • 楽器専門店・専門スタッフがいるお店で買うのが理想
  • ネットの場合はストア出品を選ぶ
  • BOOK OFF、HARD OFF、セカンドストリート系のストアは出来れば避ける
  • メルカリはおすすめしない
  • 保証や返品:内容や期間、連絡期限を確認。ネットなら記載されているか
  • 画像をたくさん用意、詳細な商品説明がある
  • フレット:70%以上
  • ネック:ストレート・若干順反り(トラスロッドに余裕があること)
  • トラスロッド:順反り・逆反り両方向に余裕があること
  • 金属パーツ:極端なサビ・腐食が無いこと
  • 電装系パーツ:出音に問題が無いこと・ガリノイズが無いこと
  • 外観:キズ・打痕が許容範囲であること
  • 製造年:あまり古いものは避けること
  • ストラップピン:付いているか確認
  • 付属品:アームバーやケースなどの有無
  • 送料が適正価格か

中古楽器は、自分で修理やメンテナンスが出来るとさらに幅が広がります。ジャンクギターを修理したりすると上達できるので機会があったら挑戦してみてください。奥の深い中古ギターを極めましょう!



スポンサーリンク

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次