infinite ギターの特徴について【小菊ロジック、マジで優秀です!】


初心者2

  • Infiniteってどんなブランド?
  • ギターにはどんな特徴があるのかな?
  • Infiniteの評価・評判は?
  • 実際に弾いてみた感想は?
  • 小菊ロジックとは?


この記事では、上記の悩みや疑問を解決する内容になっています。

リュウ

なぜなら、大阪発の新進気鋭ギターブランド「Infinite(インフィニット)」に関する情報を調べて分かった特徴や評価などを、ギター歴24年/ブロガーの筆者リュウが、情報・動画などをこの記事に分かり易くまとめました。

記事の前半で、Infiniteがどんなブランドか、評価・評判について解説し、後半でInfiniteギターの特徴・機能について詳しく解説、最後にラインナップと各モデルの特徴について紹介していきます。

この記事を読み終えると、Infiniteギターのネックへのこだわり、プレイヤーが演奏しやすいようにと様々な工夫やアイディアが詰め込まれており、さすが元プロギタリストが作っているだけあるなと思ってしまいます。



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目次

Infinite(インフィニット)とは?

「Infinite(インフィニット)」は、大阪市此花区にあるギターリペア専門店、ハイエンドミュージックが2017年に立ち上げたオリジナルブランドです。

リュウ

小菊ロジック」という今までにない構造や弾きやすさが話題を呼び、ここ最近急激にその知名度を伸ばしています。人気ギターYouTuberのリッキーさんも愛用していますね。ブランド発足から僅か3~4年で人気急上昇で、いま注目を集めているブランドです。

安定供給が難しい最高の木材を使ってではなく、技術で勝負することをモットーとし、CNCルータによる高い加工精度を柱にすべての工程を自社工房で行っています、リペア工房として長年にわたり培われた確かな技術を活かし様々なモデルが製作されています。

ラインナップには、ストラトキャスターやテレキャスタータイプの「Trad Full size シリーズ」、一回り小振りになってコンター加工などで弾きやすくなった、でも音は本物の「Trad シリーズ」、そしてオリジナルシェイプの「Modernize シリーズ」があります。

全てのモデルに共通する仕様は以下の通りです。

  • 小菊ロジック
  • Jescar製ステンレスフレット
  • 丁寧な指板・フレットエッジ処理
  • ペグポストの落とし込み
  • 大胆なヒールカット
  • バズフェイトン・チューニング(BFTS)
  • CNCルータによる削り出し
  • Bare Knuckleピックアップ

Infiniteの独自技術「小菊ロジック」によりネックのセンターずれが起きず、ねじれに強く剛性も高くなっていて、この技術のお陰で大胆なヒールカットが可能になりステンレスフレット採用、丁寧なエッジ処理にでとても弾きやすく、BFTSによりコードも綺麗に響くわけです。

元プロギタリストとして活動経験もある代表の八田氏によるInfiniteのギターには、弾き手を第一に考らえた工夫やアイディアがぎっしりと詰め込まれています。

評価・評判について

Infiniteのギターは、YouTubeで山口和也さんの「タメシビキ!」で梶原順さんや黒田晃年らベテランギタリストによってガチで品定めされています。他にもエレキギター博士やギターYouTuberのRickeyさんにもタメシビキされています。

皆が口を揃えて言うのは下記のとおりです。

  • 「丁寧に丸められたネックのエッジ処理のお陰でとても握りやすく、なじみやすい。」
  • 「小菊ロジックの効果あってか、良く鳴る」
  • 「音のレンジが広い」

とても好印象だったようですね。

また、フェンダーのストラトキャスターやテレキャスターと比較した場合、ステンレスフレット採用によって音にやや影響(悪い意味ではなく個性として)していて、ローステッドメイプル指板やマウントされているピックアップによってフェンダーとは違ったキャラや個性があるようです。

リュウ

いわゆるヴィンテージサウンドも出せつつ、モデルによってモダンな音や意外なサウンドも出せたりとサウンドの幅も広く演奏性も高い、Infiniteギターとしての解釈によって個性が打ち出されているんですね。

Infiniteギターの特徴・機能

Infiniteのギター全モデルに共通する特徴や機能について詳しく解説していきます。

小菊ロジック(ネックジョイント)

Infiniteのギターには独自のジョイント技術「小菊ロジック」が全モデルに採用されています。

「小菊ロジック(KogicLogic)」とは、ネックとボディのジョイント部分に3本のほぞ穴を作って、そこにエボニー材で作った枘(ほぞ)を接着し、それをボディ側に掘ったほぞ穴に嚙み合わせた上でネジ止めするInfinite独自のジョイント技術です。

これによってセンターずれを起こさず豊かなサスティーンが得られようになっています。Tradシリーズのように小型ボディに大胆なヒールカットによる音質の軽薄化という問題も解決しています。

また、ネック材はフロントピックアップをまたいで続いており、一般的なボルトオンジョイントと比べて接地面積が広いです。これによりネック材の薄くなった部分の強度が増し、大胆なヒールカットにも耐えられるようになっています。

こだわりの独自構造ネック

ネックと指板の接合においても小菊ロジックと同じ発想が用いられていて、ネック材にほぞを設け、指板材にほぞ溝が掘られています。それによって接地面積が増えてネックと指板の一体感が増し強度も高くなります。

その結果、ねじれに強いネックが仕上がります。

指板サイドには「ラウンド・エッジ加工」によって角がしっかり丸められています。これによって長年弾き込まれたヴィンテージギターのような握りやすく馴染みやすくなっています。

しかも、指板サイドからフレットの金属が露出しないようになっており、ネック痩せなどによるフレットのバリ防止がなされ、フレットエンドもギリギリまで確保されているので弦落ちも防いでくれます。もちろんフレット自体も丁寧に丸められているので握り心地が最高に良いです。

Infiniteのギターには音質・耐久性・美しさ・均一性等で定評のあるJescar製ステンレスフレットが標準装備されています。

ペグの落とし込み加工がされており、摩擦によるチューニングの狂いの原因になりがちなストリングガイドが不要となっています。

リュウ

とにかくネックにこだわりが感じられますね。プレイヤーが弾きやすいようにと様々な工夫がされているのが分かります。



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バズ・フェイトンチューニングシステム(BFTS)

Infiniteのギターには「バズ・フェイトン・チューニング・システム」が全モデルに採用されています。

エレキギターというのは、その構造上「完全にはチューニングが合わない」楽器です。

ピアノのようにどこで弾いても和音がキレイに響くのとは違って、ギターはポジションによってコードがキレイに響かず濁ってしまうことがあります。

そういった問題を緩和させるのが、米国Buzz Feiten(バズ・フェイトン)社が開発したBuzz Feiten Tuning System(バズ・フェイトン・チューニング・システム/BFTS)です。

特徴としては、ナットの位置をフレット寄りに約0.1㎜ずらしていて、ナットから1フレットの感覚が通常のギターより短いです。これによってどのポジションでコードを弾いてもキレイに響くようになります。

リュウ

ただ、逆を言えばチューニングの不安定さがギターの音でカッコよさでもあります。ギターは弦を強く押さえるだけで音が#しちゃいますから、そもそもの演奏技術が必要ですしBFTSさえあればOKじゃないんです。だってフェンダーやギブソンには採用されてないですからね。

Bare Knuckleピックアップ

Infiniteのギターには、イギリスのギタリスト「ティム・ミルズ (Tim Mills)」 によって2003年に立ち上げられたハンドワイヤリング・ピックアップブランド、Bare Knuckleピックアップがマウントされています。

レンジが広くヌケの良い、様々なジャンルをカバーできるピックアップを目指し製作されており、故ゲイリー・ムーアと言った有名アーティストらによって使用されています。

代表的なモデルとして「The Mule(ザ・ミュール)」が挙げられます。ヴィンテージのギブソンに搭載されていたオリジナルピックアップ「PAF」。これを再現しつつ広いレンジを持つよう見直したピックアップで、様々なジャンルのギタリストにおすすめのピックアップです。

ラインナップ

Infiniteのラインナップについて各シェイプのTrad/Trad Fullsizeとを比較しながら紹介し、最後にModernizeシリーズを解説します。

Trad T/Trad Fullsize T

【Trad Tの特徴】

代表の八田氏がまず製作したかったモデルがこの「Trad T」です。

一般的なテレキャスターから少しサイズダウンされネックもミディアムスケールとなっています。ネックスケールも独自の寸法になっていて、いわゆるギブソンスケールと言われる624㎜より4㎜長い628mmが採用されています。

小菊ロジックによって大胆なヒールカットやボディ裏にコンター加工が入っており、身体へのフィット感や演奏性が高まり、さらにコンパクトになったことで小柄な日本人や女性にも一層馴染みやすくなっています。

サウンド面においても小型化やコンター加工など軽量化による音の軽薄化も小菊ロジックによって解消されています。

コンパウンドラジアス&ラウンドエッジ加工されたネックはめっちゃ弾きやすいようですね。

【このモデルの印象】

コンパクトになったテレキャスかと思いきや、フロントピックアップの音の太さに驚いたようです。

Volumeノブを7~8くらいにするとテレキャスだけど10へと進むにつれてレスポールかのようなサウンドに寄っていく。リアはいわゆるテレキャスのイメージだが音の守備範囲は広く、パワーコードを刻みたくなるようなロックな方向へと気持ちを持っていかれる感覚のようです。

Trad Tは見た目からは想像できない、個性があって楽器としての主張は強いです。

リュウ

コンパクトで弾きやすく骨太なサウンドがしっかり得られるので、「ロングスケールに抵抗があるけど小型&ミディアムスケールじゃテレキャスサウンドが得られないかも…」と悩んでいるアナタは一度このモデルを試してみる価値がありそうです。

【Trad Fullsize Tの特徴】

いわゆるフェンダーのテレキャスターと同じ、標準サイズのテレキャスタータイプです。

Infiniteの解釈によるテレキャスタータイプには、他のモデル同様に小菊ロジックやヒールカットが施されておりハイポジションへのアクセスが良好で、10~14Rになっているネックも本家にはない弾きやすさがあります。

【このモデルの印象】

こだわりのネックによってめっちゃ好印象。とても扱いやすく初めて手にとってもなじみやすい印象なようです。「プレイヤーが演奏しやすいようにとすごく考えてくれている」と感じるようですね。

ボリュームノブの感覚も好印象で、プロギタリストが初めてのギターを使ってのノブ操作でもイメージ通りに操作することが出来るくらいしっかり調整されているようですね。小菊ロジックの効果で剛性が凄く良く全体で鳴ってくれるようです。

Fenderテレキャスターと比較して、ステンレスフレットによる音の輪郭や粒立ち、立ち上がりの良さはステンレスならではのものを感じたけど、耳に痛いとか金属的なサウンドと言った印象ではなかった。ブライト感はあるがネガティブな印象は感じなかったようですね^^

Trad Fullsize Tは伝統を大事にしつつもInfiniteによる新しい要素が潜んでいる印象です。

Trad ST/Trad Fullsize ST

【Trad STの特徴】

Trad STはTrad Tと同様に標準的なストラトキャスターからボディサイズが小振りになっており、ネックもInfinite独自の628mmネックスケールが採用されています。

小菊ロジックが採用され大胆なヒールカットによりハイポジションが弾きやすく、一回りコンパクトになっているのもあって日本人の体格にとても馴染むようになっています。

サウンドバリエーションも豊富でフロント+センターのような疑似ハムバッカーサウンド、タップサウンドが選択できるようになっていて、様々なジャンルに対応できるハイブリットな仕様となっています。

ネックも他のモデルと同様にコンパウンドラジアス仕様になっています。

【このモデルの印象】

音の立ち上がりのとても良くBFTSによってピッチの良いですし、どこを弾いても指が追従してくるようで運指がとてもしやすい。音のレンジも広く、ミュージシャンの要望に応えきった感じのギター。

指板エッジが丁寧に丸められているのでネックに手が馴染みやすく、長年弾き込まれたヴィンテージギターのネックのような丸みが丁寧な処理によって新品ギターの状態でも再現されている。

このネックなら小柄な日本人や女性の方でもストレスなく演奏出来そうだと感じるようです。

リュウ

小振りになった事でどっちつかずのサウンドかと思いきやそうではなく、シリーズ配線による疑似ハムバッカーのサウンドが好印象で、ミディアムスケールなので手の位置が近いとすごく弾きやすく抱えた感じが癖になるようですね

【Trad Fullsize STの特徴】

Trad Fullsize STは、標準サイズのストラトキャスタータイプのモデルです。

こちらもInfiniteの解釈による本家にはない要素が詰め込まれていて、小菊ロジックやヒールカットが施されており、こだわりのネックもかなり弾きやすく手に馴染みやすくなっています。

【このモデルの印象】

Fenderのストラトと比較すると、全帯域の押し出しが強い印象。ピッキングによるアタックの感じも強く感じられ、ステンレスフレットのサウンドへの影響を感じるようです。

小菊ロジックの効果で鳴りがしっかりしていて剛性も良くヒールカットも弾きやすい。サウンドバリエーションも豊富でSSHレイアウトらしく様々なジャンルに対応できる、頼りになる存在でしょう。

リュウ

Infiniteギターこだわりのネックを、その使いやすさをSTタイプで体感してみたいです!

Modernize(モダナイズ)シリーズ

ModernizeシリーズはInfiniteのフラッグシップモデルです。

・「Modernize STD」

ソリッドボディでPRSのようなシェイプに基本アルダーボディでメイプル/マホガニーネック、メイプル/ローズウッド指板を選べる。

・「Modernize Bendtop(ベンドトップ)」

キルト/フレイムメイプル材ををベンドトップ(曲げ加工にてトップ材を張り付け)てボディバック材にアルダー/マホガニー/アッシュの中から選べて、ネック・指板材もstd同様に選択可能、さらにホロウ構造へのオーダーも可能となっている。

このシリーズには基本的に上記のような2つのタイプがあります。

インレイワークにより独特の雰囲気があり、ネックのスケールはInfinite独自の628㎜ミディアムスケールが採用されていて、サウンドはそのボディ形状から低域から中域をカバーしています。

さらに、ストラップピンが2パターン選べるようになっています。いつものボディ上部の先端に1つとネックジョイント部にあります。

ジョイント部にストラップをかけるとギブソンSGようにヘッド落ちするが、とてもバランスが良くヘッド落ちしません。

リュウ

これの狙いのネックとの距離をより近くに出来て、ギブソンES-335を持ってるかのような感覚で弾けるよう工夫されているんじゃないかと思われます。それに合わせてコンター加工がされているようにも感じますね。

まとめ

最後にまとめます。

  • 小菊ロジックが優秀
  • こだわりのネックがとても弾きやすくねじれにも強い
  • 音のレンジが広く前への押し出しが強い
  • Tradシリーズはコンパクトサイズで日本人の体格に良く馴染む
  • 弾き手が演奏しやすいことを第一に製作されている
リュウ

こだわりのネックや小菊ロジックによるサウンドなど一度は弾いてみたいですね特にTrad Tの弾きやすさやコンパクトさの具合がめっちゃ気になります!

当ブログ記事を読んで下さった方へ

「リュウのギタ活!ブログ」では「アナタのギターライフがもっと楽しくなるように」をモットーに日々更新しています。

またTwitterでもブログ記事の更新を含めエレキギター・音楽に関することを呟いています。記事が参考になった、面白かったと思った方はフォロー・シェアしてもらえると励みになります。



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