JHS Pedals Morning Glory V4 レビュー【極上クランチサウンド】

初心者2

  • 「JHS Pedals Morning Glory V4」ってどんなエフェクター?
  • JHS Pedalsってどんなメーカー?
  • どんな音がするの?


この記事では、上記の悩みや疑問を解決する内容になっています。

リュウ

なぜなら、「JHS Pedals Morning Glory V4」について調べて分かった事を、ギター歴24年/ブロガーの筆者リュウが、分かり易くこの記事にまとめているからです。

記事の前半で、「JHS Pedals Morning Glory V4」の概要と「JHS Pedals」がどんなブランドなのかを解説し、後半で主な特徴や機能、音についてや参考元になったエフェクターついて解説しています。

この記事を読み終えると、「JHS Pedals Morning Glory V4」の特徴について理解が深まり、クランチサウンドの音作りやクリーンブースター用のエフェクターとして候補に入れて間違いないモデルだとわかるようになります。

「JHS Pedals Morning Glory V4」とは

「JHS Pedals Morning Glory V4」とは、アメリカ・サウスカンザスシティーに製造工場を構えるエフェクターブランド「JHS Pedals」が製作したトランスペアレント系オーバードライブ・エフェクターです。

その中でも人気の高い機種の一つで、Fender系、Gibson系のどちらのギターとも相性が良く、音痩せなくピュアな歪みが得られ、クリーンブースターとしても使えたりと、その取り回しの良さから少し前に話題になり現在でも評判の高いモデルです。

リュウ

トランスペアレント系オーバードライブとは、基本的にローゲインでコンプ感も低く、アンプやギター本来の音への色付けが少ない、ピッキングやボリュームコントロールの追従性に優れた、昨今重宝されることの多いエフェクターです。

因みにこの「Morning Glory」はジョン・メイヤーも愛用しているMasrhallの「Bluesbreaker」というエフェクターを元に製作されていて、初代V1から4世代目のV4は2016年に発売されており現行機種(2022年1月現在)となっています。

前モデルV3からの主な変更点はゲインブーストスイッチの増設と、それをリモートコントロール出来るようになっています。

サラッとした上品な質感の歪みで鈴鳴り感がとても気持ちよく、コードカッティングやアルペジオプレイなどがよく映えますね。「JHS Pedals Morning Glory V4」は評判・満足度がともに高い、トランスペアレント系オーバードライブの定番エフェクターと言ってよいでしょう。

JHS Pedalsってどんなブランド?

JHS Pedalsは、創設者Josh Scott(ジョシュ・スコット)氏が、BOSSのBlues Driver BD-2を修理したことをきっかけに2007年に立ち上げた、完全ハンドメイドのエフェクターブランドです。

製品ラインナップとして、様々な種類の歪み系エフェクターが揃っており、ディレイやコーラスのような空間系も扱っています。ポール・ギルバートやアンディ・ティモンズと言った有名ギタリストのシグネチャーモデルも手掛けています。

他にもBOSSやエレハモなどのエフェクターのモディファイペダルを製作している事でも有名です。ケンタウルス・クローン系のオーバードライブ・エフェクターとして定番となっているElectro Harmonix「Soul Food」のモディファイペダル「Soul Food “Meat & 3” Mod」は人気も高いです。

いわゆるブティック系のエフェクターブランドと言うことで、価格もそれなりに高いものが多いですが、一度手に入れたら手放せなくなるような高品質で満足度のエフェクターを数多く扱っています。

主な特徴や機能

「JHS Pedals Morning Glory V4」は下記のコントロール類・ジャックによって構成されています。

  • VOLUME=マスターボリューム
  • DRIVE=歪み調整
  • TONE=トーンコントロール
  • GAINトグルスイッチ=ゲインブースト
  • ハイカット・スイッチ=ONにすると高域をカット
  • ゲインブースト用リモートコントロールジャック
  • input/outputジャック
  • LEDランプ 青/赤

GAINトグルスイッチはゲインブースト機能として動作し、LEDが青色に点灯している時が通常モード、赤色に点灯している時はブーストモードです。

ハイカット・スイッチは本体の側面に配置されていて、DRIVEを上げることで一緒に持ち上がってしまう耳に痛いキンキンした高域を下げるための機能です。

ゲインブースト用リモートコントロールジャックは別売りのリモートスイッチを接続するためのものになります。これを持っていると他のJHS Pedalsエフェクターにも使えるので1台持っておくと便利です。

そしてもう一つ、Morning Glory V4は電池駆動不可となっています。

音について

歪みの量としては通常モードでクランチサウンドぐらいまでとなっていて、ブーストスイッチをONにすることでさらに歪むようになります。元はローゲイン設計のモデルですが歪みの幅は結構広めと言ってよいでしょう。

歪みの系統としては、元になっているモデルがマーシャルのエフェクターなので、マーシャル系の歪みとなります。煌びやかで鈴鳴り感をすごく感じられるので、コードを弾くとめっちゃ気持ち良いです。

ボリュームへの追従性も良いのでギター側のボリュームを絞ることでゲインも下がりクリーンサウンドになっていきます。またピッキングの強弱によっても同様の効果が得られます。

ギターやアンプのキャラを損なわず自然に歪ませてくれるので、原音に沿って音作りが出来ます。

ゲインを上げると耳につくような高域も一緒に上がってしまうので、シングルコイルのギターだとトーンは少し下げるような設定になるでしょう。

「V4から回路や仕様が変わったことで旧モデルV3のようなサウンドが出せなくなった」という意見もあるようです。

リュウ

音楽ジャンルで言うと、ポップスやクラシックロック系のサウンドのジャンルによく合うと思います。バッキング用と言っても良いですね。逆にメタルとかには向いてないエフェクターです。

参考元となったエフェクター

「JHS Pedals Morning Glory」は90年代に発売されていたMarshallの「Blues Breaker」というエフェクターを参考に設計されています。

ギターアンプにも「Marshall Blues Breaker」がありますが、それではなくエフェクターの方が元になっていて、昔ジョン・メイヤーが使用していたのをきっかけに人気が急上昇し価格も高騰、現在ではかなりの高値で取引されています。

Morning Gloryと同様にローゲインでクランチサウンドがとにかく気持ち良く、他メーカーのトランスペアレント系オーバードライブの元にもなっている、まさに名機と言えるエフェクターです。

まとめ

  • トランスペアレント系オーバードライブ
  • 基本的にローゲインなエフェクター
  • 歪みはツマミMAXでもクランチくらいまで
  • ギターやアンプのキャラを損なわない自然な歪み
  • V4はゲインブーストスイッチを増設(リモートコントロール可能)
  • 元ネタは「Marshall Blues Breaker」というエフェクター
  • クランチがめっちゃ気持ちいい、コード弾きが映える。
  • クリーンブースターとしても使える。
  • 電池駆動は不可
リュウ

これを手に入れることでエフェクター探しの旅が一つ終わるかも知れないくらい、評判の良いエフェクターなので楽器屋さんに置いてあった際はぜひ試奏を、気に入ったら手に入れちゃいましょう。

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