- LINE6 POD Goってどんなもの?
- 初心者でも使えるの?
- hx stompとの違いは?
- POD Goとhx stompどっちがいいの?
- POD GOはどんな人にオススメなの?
この記事では、上記の悩みや疑問を解決できる内容になっています。
なぜなら、LINE POD Goの特徴や機能を調べたものを、初心者でも分かりやすいように紹介しているからです。エレキギター歴24年のブログ管理人・リュウがこの記事を書いています。
記事の前半でLINE6 POD Goの特徴や機能、操作性について紹介し、後半で上位機種のhx stompとの違いやPOD Goはどんな人に向いているのかを紹介しています。
この記事を読み終えると、LINE6 POD Goが低価格で音が良く、一台あれば殆どのことができて初心者にも安心な「コスパ最高の優秀ギター・プロセッサー」だと分かるようになります。
これ1台あればOK! 1台完結型マルチプロセッサー
昨今、1台持っていればどんな場面でも活躍してくれる「マルチエフェクト・プロセッサー」はエレキギターには欠かせない存在となっており新機種も続々と発売され、各メーカーがしのぎを削っている状態となっています。
今回は、上位機種のhelixやHXシリーズから引き継いだアンプモデルやエフェクトを内蔵し、フットスイッチが多くペダル付きなのに価格が6万円くらいという、「LINE6 POD Go(ライン6 ポッド・ゴー)」について詳しく紹介したいと思います。
欠かせないアイテムなら、詳しくなっておいて損はないって事だね。
サイズ・重量は、縦幅23cm×横幅35.9cm×高さ8.8cmと少し大きめですが、重量は2.35kgしかないので、女性が運搬する場合でも大丈夫ですね。
操作性はLine6独自機能の「スナップショット・フットスイッチモード」という、複数のエフェクトon/off設定を音切れなしに一発で切り替えが可能なモードがとても秀逸です。他には他機種にはない「AMP OUT端子」というギターアンプ接続用の専用端子があるのも特徴的です。
ソフトをダウンロードしてPCに接続すれば直ぐに音が出せるオーディオインターフェイス機能も備えていますよ。ソフトをPCにダウンロードすればOKです。
LINE6 POD Go 特徴・機能
LINE6 POD Goの特徴・機能をさらに詳しく見ていきましょう。
わかりやすい操作性
POD Goはギター・プロセッサーを初めて扱う人でも簡単に操作できるようになっています。
演奏時に使うPlay画面とプリセットの編集をするためのEdit画面、基本的にこの2つの画面を使って操作します。
カラーディスプレイも見やすくていいな。
Edit画面でプリセット編集をする際にも、決められたエフェクトの配列順を使って好きなものに変更するだけなので、音作りに慣れてない初心者でも迷うことなく操作できるようになっています。
音作りの基本構成も勉強できるね。
3つの演奏モード
POD Goには下記の3つの演奏モードがあります。
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Stompフットスイッチ・モードは、フットスイッチ1つに対してエフェクターを1つ割当ててon/offできるモードです。コンパクトエフェクターを並べて使う時と同じ感覚で操作できます。
Presetフットスイッチ・モードは、各BANKを切り替えて、その中にある4つのプリセットを使い分けるモードです。一般的なマルチエフェクターと同様のものです。例えばBANK1からBANK3に切り替えるときにフットスイッチを踏む回数が増えますね。
Snapshotフットスイッチ・モードは、上位機種のLINE6 helixシリーズでもおなじみのモードで、プリセット内の複数のエフェクトのon/offをスイッチ一つで切り替えられるモードです。
なんと言っても切り替え時に「全く音切れがしない」というメリットが得られます。
バッキング、ソロ、クリーン+コーラス、ソロ+ワウペダルのように楽曲の中で使い分けたい音色を一発で切り替えられるという、かなり実践的なモードでPOD Go1番のオススメポイントでもあります。
内蔵エフェクト・音質
上位機種のhelixやHXシリーズから継承したアンプ・キャビネットモデリング、エフェクトが内蔵されています。
内蔵されているアンプモデルやエフェクトを確認したい場合は下記のマニュアルで確認できます。
helixやHXシリーズと同じではなく、搭載されているDSPの性能差により少し音質も違います。
聴き比べて見てください。
IR(インパルス・レスポンス)対応
最近では知ってる人が多くなってきたIR(インパルス・レスポンス)対応です。
えっ、IRってなに?
IR(インパルス・レスポンス)は、実際のアンプから出た音の情報を収めたWAVファイルのことで、実際のホールで聞くような空気感も出せるようになります。すごくリアルな音になるってことですね。
接続端子・拡張機能
LINE6 POD GOには豊富な接続端子・拡張機能が備わっています。
GUITAR IN | ギター、ベースを接続 |
EXP 2、FOOTSWITH 7/8 | エクスプレッション・ペダル、外部フットスイッチ増設 |
FX LOOP(SEND/RETURN) | 外部エフェクターをPOD GOで制御、4ケーブルメソッドに対応。MP3プレーヤーなどをモニターすることも可能 |
MAIN OUT L/MONO、RIGHT | モニタースピーカー、ギターアンプへの音出力 |
AMP OUT | ギターアンプでの出力専用の端子 |
PHONES | ヘッドフォン端子 |
USB | PCとの接続用 |
DC IN | 電源アダプター接続端子。純正推奨。 |
POWERスイッチ | 電源スイッチ |
たくさん用意された接続端子の中でも特徴的なのはAMP OUT端子です。
LINE6 POD GOは、DTMや自宅練習のみならず、ライブでの使用も考えられた設計になっています。モニタースピーカー等へのL/R出力端子はもちろん備えていますが、ギターアンプ用の設定を作らなくてもキャビネットやIRを通過しない音をギターアンプへ送ることが出来ます。
POD GOでアンプモデリングやIRをONにしている状態でMAIN OUTからギターアンプへ差し込むと、キャビネットの二重通過となる形になってしまい良い音が出なくなってしまいます。
そこで、AMP OUTを利用すると余計な手間をかけずギターアンプから簡単に良い音が得られます。
ライブ時に自分自身はギターアンプからの音を聞いて、客席側にはPOD GOで作った音を出力するという使い方ができるんですね。
また、LINE6 POD GOで作ったサウンドをモニタースピーカーからじゃなくギターアンプのように鳴らしたいと思う人も居ると思います。
そういうときは「LINE6 Powercab」というのが発売されているのでこちらも覚えておいてください。
LINE6 Powercab 112 アクティブ ギタースピーカーシステム
FX LOOP(SEND/RETURN)を利用すればお気に入りのコンパクト・エフェクターをPOD GOでon/off制御出来ます。4ケーブル・メソッドが可能になります。
4ケーブル・メソッドとは
ところで、4ケーブル・メソッドってなんだ?
4ケーブル・メソッドとは、ギターアンプのセンド/リターンを使って、空間系などのエフェクターをキレイかけたい場合にする手法ですね。
4本の長いケーブルを使うことから「4ケーブル・メソッド」「4ケーブル方式」と呼ばれています。
下記の動画は「BOSS GT-1000」を使っていますが4ケーブル・メソッドがどういうものかということの参考になると思います。
PC専用ソフト「POD Go Edit」
LINE6 POD Go EditをPCにダウンロードしてUSB接続すれば、POD GOのプリセットの編集や管理、IRの追加などがパソコン上で行えるようになります。
エフェクターの種類は分かりやすいアイコンで表示されるので、どんなものを選んでいるのか把握しやすく、自宅でのプリセット編集は「POD GO Edit」がメインとなるでしょう。
ベースにも使える
LINE6 POD Goはベースにも使えます。
DTMの際にベース用のプロセッサーを買う必要はないんです。ありがたや〜。
hx stompとの違い
POD Goと hx stompの主な違いは次の通りです。
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パラレル(並列)接続での設定が出来なくなっており、シリーズ(直列)接続のみとなります。
直列接続はなんとなく分かるけど、並列接続ってなに?
上図のように直列繋ぎにするとエレキギターの原音にエフェクトを上乗せしていくことになるので、音が濁ってしまったり好ましい音が得られない場合があります。
それに対して並列接続はラインセレクターなどで原音に対して別々にエフェクトをかけることで、他のエフェクターの影響を受けずに高純度のエフェクトをかけることができます。
POD GoにはMIDI端子がついてないのでスイッチャーなどでの操作はできません。
hx stompはエフェクト位置の入れ替えが自由に行えるのに対し、POD Goは固定となっています。
POD Goとhx stompどっちがいい?
どっちを選ぶと良いかというのは、使用目的や予算によって選ぶと良いです。
POD Goがオススメな人
POD Goがオススメな人はズバリ、「コストを抑えて一台完結したい人」です。
なぜなら、価格が6万円くらいでペダルとフットスイッチもたくさんあるので増やす必要がなく、必要な機能も一通り揃っているからです。
コストが低くなるので多少音質に影響はありますが、これ一台で普段の練習やDTMにライブと、殆どのことが出来るというのは予算を抑えたい人や入門機としても魅力的です。
hx stompがオススメな人
hx stompがオススメな人は、「コンパクトに収まり、豊かな拡張性を使って活用していきたい人」です。
普段はコンパクトさを活かして省スペースに使えて、ライブではエフェクトボードに組み込んで、スイッチャーで制御できてサウンドも最高なので、本当にミニマルなものが欲しいアナタにはとても魅力的です。
まとめ
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低価格でIRや様々なエフェクトが使えて、1台完結でどんな場面にも対応できるというのはかなりコスパが良いです。一気に活動の幅を広げたいならこれに決まりです! チューナーも付いてますよ!
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