- 「Positive Grid Spark/Spark MINI」ってどんなもの?何が出来るの?
- 特徴や機能、音質について知りたい。
- 評価・評判も気になる。
- 「Positive Grid Spark MINI」との違いって?
この記事では、上記の悩みや疑問を解決する内容になっています。
なぜなら、「Positive Grid Spark/Spark MINI」の特徴や機能、評価について調べて分かった事をまとめ、動画などを交えて解説しているからです。
この記事を書いているのはギター大好きな当ブログ管理人リュウです。他のサイトで調べる手間を省けるよう心掛けて書きました!
この記事を読んでもらえれば、「Positive Grid Spark/Spark MINI」がどんなものなのか大概の事は分かるようになりますよ。
Positive Grid Sparkとは?
「Positive Grid Spark」とは、今やギタリスト御用達の「Bias AmpやBias FXシリーズ」といったPC用ソフトウェア等を数多く開発してきたアメリカのメーカー「Positive Grid」が開発した自宅用ギター/ベースアンプです。
使用感も通常のアンプとさほど変わらず、音質も低域~高域がしっかり出ていてパワー感があり、音の良さについても様々なミュージシャンから高評価を得ています。オーディオインターフェイス機能も備えているのでDTMにもそのまま使えます。
「Positive Grid Spark」はスマホやタブレットを用いアプリと連動させることでその真価を発揮します。マルチエフェクトプロセッサーのようにエフェクトチェインを用いて、数種のエフェクト/アンプシミュレーターを自由にカスタマイズして音作りが可能になります。
さらに、自分が弾いたコード進行を元にAIがオリジナルバッキングトラックを作成してくれる「Smart Jam機能」、YouTube動画を解析してコードダイアグラムを表示し、その動画とセッションが出来る「Auto Chords機能」といった便利な練習機能が備わっています。
そして、ToneCloudにアクセスすれば世界中のギタリストが作成、シェアしている10,000以上のトーンを自由に使用する事が出来ます。王道のサウンドや有名ギタリストを狙ったサウンドが直ぐに使用できますし、設定も見れるので音作りの勉強にも役立ちます。
自分が作成したトーンもシェアが出来て、それに対して「いいね」が貰えるというSNS的な楽しみもあるんです! 視認性も良く操作も簡単ですし、音楽鑑賞用のBluetoothオーディオスピーカーとしても使用出来るんです!
「Positive Grid Spark/Spark MINI」を使って出来る事
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「Positive Grid Spark」は40Wとなっていて自宅用としては十分な音量が得られ、小ボリュームにしても良い音が出るように設計されています。
手にしやすい価格、ギター/ベース/エレアコに使える、音も良いし音作りも自由に出来る、アプリ連動で練習機能も充実、シェアされたトーンを自由に使える、DTMにも使える、まさに次世代のギターアンプの名に相応しい、他の卓上アンプの中で多機能さにおいて群を抜いたモデルです!
同じ機能を持ちつつサイズダウンと軽量化、10Wになり充電機能が備って持ち運びもしやすくなった「Positive Grid Spark MINI」も登場しています。
Positive Grid Spark Mini Pearl ギターアンプ コンボ
Positive Gridってどんなメーカー?
「Positive Grid」は、2007年に設立し様々な音楽向け革新的ソフトウェアプラグイン、ハードウェアをリリースするアメリカ・カルフォルニアに拠点を置く企業です。
有名になるきっかけとなった「Bias FXシリーズ」は、PC上でギター/ベースを演奏する際に使用する高品質なアンプ/エフェクトシミュレーターのソフトウェアで、その使いやすさ・音質の良さからプロ・アマを問わずアーティストたちから支持を得ています。
ソフトウェア以外にも実機の開発もしており、これまで培ってきたノウハウを活かし「アンプ」に特化して開発された高音質モデリングアンプヘッド「BIAS Mini Guitar」や「エフェクター」に特化させた「BIAS Pedalシリーズ」があります。
1台あればアプリとの連携で中身を入れ替えて色んなアンプやエフェクターを使えるようになるってことですね!改造も出来るんですよ!
特徴、機能
「Positive Grid Spark」の特徴・機能について詳しく解説していきます。
「Positive Grid Spark/Spark MINI」の機能をフルに使うには、ios/Androidスマホ・タブレット対応アプリとの連動が必須です。アプリは本体無しでも制限はありますが使用できるので、未だなら下記よりダウンロードしましょう。 |
基本性能
※上記動画は2:10~Device checkの解説から再生されるよう設定しています。 |
「Positive Grid Spark/Spark MINI」の基本仕様は下記の通りです。
名称 | Positive Grid Spark | Positive Grid Spark MINI |
主要機能 |
Smart Jam Auto Chord チューナー機能 USBオーディオインターフェイス 専用アプリ対応 |
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搭載サウンド |
モデリングアンプ:33種 エフェクト:43種 ※ファームウェアアップデートでの無償追加や有償での音源拡張が可能です。 |
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トップパネルノブ | アンプ・タイプ
ゲイン/ベース/ミドル/トレブル/モジュレーション/ ディレイ/リバーブ/アウトプット・ボリューム ミュージック・ボリューム プログラム可能なプリセット・ボタン(4つ) タップ/チューナー・ボタン |
プリセット・セレクター
ギター・チャンネル・ボリューム ミュージックチャンネルボリューム |
アンプ | 40W クラスD アンプ | 10W クラスD アンプ |
搭載スピーカー | 4インチカスタムデザインスピーカー:2機 | 2インチカスタムデザインスピーカー:2機
パッシブラジエーター:1機 |
Bluetooth接続 | 対応 | |
接続端子 | 1/4″ ギター・インプット
1/8″ Aux インプット 1/8″ ヘッドホン |
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バッテリー駆動 | 非対応 | 最大8時間(※音量 中以下時) |
サイズ | 350 x 180 x 190 (mm) | 146.5 x 123 x 165 (mm) |
重量 | 5.2 kg | 1.5 kg |
「Smart Jam」機能
※上記動画は10:18~Smart Jam機能の解説から再生されるよう設定しています。 |
スマホ・タブレット対応の「Sparkアプリ」には得意なジャンルやプレイスタイルの違うAIドラマー達が自分が弾いたオリジナルフレーズやコード進行に合わせて、ベース・ドラム入りのバッキングトラックを作成してくれます。
ちょっとしたトラックを自分で作成する手間を省いてくれるし、同じコード進行でも選ぶAIドラマーによって全く別物になり、毎回少し違うものが仕上がって来るんですね。めっちゃ便利やん!
「Quick Jam」機能
ジャンル別(Pop,Rock,Funk,Blues)に用意されたAIが、数パターンのドラム・ベース入りジャム・トラック(コードダイアグラム表示あり)を演奏してくれます。コード編集も可能です。
すぐにジャムセッションが楽しめるし、コード編集も可能なのでちょっとしたアイディアやコードチェンジの練習、好きな楽曲に寄せたコード進行で練習出来たりと、めっちゃ練習捗っちゃうね!
「Auto Chords」機能
※上記動画は9:08~Auto Chords機能の解説から再生されるよう設定しています。 |
「Sparkアプリ」には、YouTube動画や取り込み・ダウンロード音源(Apple Music等のサブスク音源も可能)から楽曲のコードを解析し、コード譜とコードダイアグラムを表示してくれる「Auto Chords」機能が備わっています。
これを利用すれば自分の好きな楽曲のコード進行が容易に解るから耳コピに役立てたりセッションも楽しめるね。遂にこの機能が出来上がってしまったんだな。
自由な音作り & ToneCloud
※上記動画は6:53~豊富なトーン・バリエーションから再生されるように設定しています。 |
スマホ・タブレット対応の「Sparkアプリ」と連動させることで、マルチエフェクターのようにエフェクト・チェインを使って自由に音色のカスタマイズが可能になっています。
「GATE→COMP/WAH→DRIVE→AMP→MOD/EQ→DELAY→REVERB」の順番で構成され、各アイコンをタップすることでエフェクターやアンプの種類を簡単に変更できます。
操作性・視認性がとても良いので、実機さながらのツマミ調整が出来る!
さらに、アプリ内のクラウドアイコンをタップして入ることができるToneCloudを利用すれば、世界中のSparkユーザーが作ったサウンドセッティングを自由にダウンロードして演奏することが可能になっています。
サウンドプリセットも「Pop、Blues、Rock、Metal、Alternative、Bass、Acoustic」という具合にジャンル毎に分けられているので好きな音色を見つけやすくなっています。シェアされたプリセットもカスタマイズ可能で、それを元に自分好みに合わせたり音作りの勉強にも役立ちます。
自分で作ったプリセットもシェアが可能で、「ダウンロード数」「いいね」の数が表示されるといったSNS的な要素もあるから、楽しみが増えるよ!
ギター/ベース/エレアコに対応
「Positive Grid Spark/Spark MINI」は、ギター/ベース/エレアコに対応しています。
ギターはもちろんベースアンプとしても迫力あるサウンドが得られ、エレアコ用としてもしっかり機能するので、楽器ごとにアンプを用意する必要が無くなるのは嬉しいポイントですね!
Spark MINIは充電式だから持ち運びも自由!
「Positive Grid Spark MINI」は、充電式バッテリーで駆動が可能となっています。
充電はUSB接続にて行い、最大8時間(※音量 中以下時)の演奏が可能なので、自分な好きな場所に持ち運んでの演奏やBluetoothスピーカー機能を使って音楽を楽しむことが出来ます。
その他の便利機能
・USBオーディオインターフェイス機能
PCに接続するだけでDAWソフトなどでのレコーディングが可能。PreSonus Studio Oneが付属しているのでDTMもすぐに始められます。
・Bluetoothスピーカー機能
Bluetoothオーディオスピーカーとしても機能するので、演奏しないときは好きな音楽などを楽しむオーディオスピーカーとして使用できます。
・Smart Out機能
ヘッドホン出力とライン出力を選択可能です。
・Sparkアプリ-ビデオキャプチャ機能
アプリから演奏動画をキャプチャ→SNSへアップロードが可能です。
・チューナー機能/タップ機能
チューナー機能と保存したプリセットの切り替えをする為のボタンです。
Spark MINIとの違いについて
Positive Grid Spark Mini Pearl ギターアンプ コンボ
SparkとSpark MINIの主な違いは以下の通りです。
・40W⇒10Wに変更
コンパクト化に伴い40Wから10Wへ変更になっています。
・独自のスピーカー構造
8度の角度にアングルのついた2インチカスタムデザインスピーカーが2機搭載されている事で広がりのあるステレオサウンドが得られ、本体の底面に搭載されたパッシブラジエーターによりサイズに見合わない迫力ある低音が出力されます。
・8時間駆動の充電式バッテリー内蔵
最大で8時間駆動できるUSB式充電バッテリーが搭載されたことで持ち運びしやすくなり好きな場所で演奏が楽しめるようになり、Bluetoothオーディオスピーカーとしても音楽を楽しむことが出来ます。
・コントロールツマミの数とプリセット名が変更
Spark MINI本体のつまみが音色を切り替える「PRESET」、マスターボリュームの役割を果たす「GUITAR」、外部音源などの音量を調節する「MUSIC」の3つで構成されています。
Spark MINI本体では選べるプリセット名が4つになっていて、「RHYTHM,LEAD,SOLO,CUSTOM」とSparkに合った「Bass、Acoustic」は省かれていますが、アプリと連動させることでSpark同様「Pop、Blues、Rock、Metal、Alternative、Bass、Acoustic」の中から選べます。
・別売グリル
色の違う表面パネルを取り替えることが出来ます。
Spark同様にオーディオインターフェイス機能やBluetooth機能などの基本性能は変わらず搭載されているし、アプリと連動すれば「Smart Jam」「Auto Chords」機能が使えるから何の心配もいらないです! でもチューナー機能が省かれているよ。
評価・評判
「Positive Grid Spark」の評価・評判についてまとめておきます。
【良い評価】
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【悪い評価】
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上記のように良い評価もあれば悪い評価もあるようですね。でも、このモデルの価格からの練習機能とか音質の良さを考えると持っておいて損はしないでしょうね。練習は捗るし上達に役立つことは間違いない!
フットスイッチについて
XSONIC AIRSTEP SPK EDITION 安心の日本正規品!
「Positive Grid Spark/Spark MINI」には専用のフットスイッチは今のところ発売されていません。
しかし、「XSONIC AIRSTEP/AIRSTEP LITE」を専用アプリにて設定し使用することで、足元での音色変更やエフェクトのON/OFFが行えます。
「Positive Grid Spark/Spark MINI」用に合わせた「XSONIC AIRSTEP SPK Edition」というのも発売されているようです。これじゃなくても大丈夫ですけどね。
まとめ
今回の記事のまとめです。
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価格に見合わないサウンドと他のデスクトップアンプには無い練習機能が最大の特徴ですね。今後のアップデートでさらに使いやすくなる可能性もあり、自宅練習用としてはこれ以上なくコスパの良いモデルですね!
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