【動画で確認!】エレキギターの代表モデル16種類を紹介!

楽器屋さんに行くとたくさんの種類のエレキギターがズラリと並んでるよね。でも、それぞれの特徴や音の違いって初心者には分かりづらいと思うんだ。たくさんありすぎて全部は調べきれないし、ストラトキャスター、テレキャスター 、レスポールの3つは分かっても、その他のものまで理解するのは中々大変なことだよね。

  • エレキギターってどんな種類があるの?
  • それぞれの代表モデルについて知りたいな。
  • 形による違いって?

 

この記事では上記の疑問に応えるため、エレキギターの代表的なモデルをまとめたよ。ここを見ればエレキギターの代表モデル16種、それぞれの特徴が分かってアナタのギター選びに役立つよ。

※この記事を書いているのはエレキギター狂、歴23年のリュウです。今までにストラトキャスターやレスポールのような代表モデルを何本か所有してきています。

目次

エレキギターの代表モデルは16種類もある!

エレキギターの代表モデルは16種類もあって、ここで紹介するものは、それぞれデザイン(見た目)・構造が違って、あとはブランドだね。その見た目や構造によって合うジャンル、合わないジャンルというのが、多少なりとも出てくるよ。

代表モデルと呼ばれているものには歴史があって、古くは1950年代に発売されてから原型は変わっていないものばかりだよ。現代に合わせて改良もされていってるけどね。プロ・アマ問わず、どれかを一度は買ったことがあるはずだよ。

エレキギターはボディの構造別に3種類がある

このボディの構造の違いでサウンド・キャラクターがずいぶん変わるよ。まずはそれを覚えておこう。

・ソリッド・ボディ

「ソリッド・ギター」と呼ばれる。ボディに空洞のないタイプのギター。このタイプのギターから始めることが最も多い。

・ホロウ・ボディ

「フル・アコースティックギター」や「フルアコ」と呼ばれる。アコギのようにボディに空洞があるタイプで、ボディの両端に「Fホール」という穴が開いている。

ジャズギタリストが好んで使う。空洞があることで独特の空気感と甘い音が出る。ボディが分厚くてハウリングしやすいのが欠点。通称「箱モノ」と呼ばれている。

最近ではパンクにも使用されることが増え、ハウリングしないよう対策されたモデルもある。

・セミホロウ・ボディ

「セミ・アコースティックギター」や「セミアコ」と呼ばれる。ソリッド・ボディとホロウ・ボディの中間的なタイプ。ボディの薄いソリッドギターのような感覚で空洞による空気感も出せるのが特徴。

フルアコ同様にハウリングを起こしやすいのが欠点。完全な空洞にはなってなくてセンターブロックという木材がボディの中央に入っている。ブルース、ジャズ、フュージョンで使われることが多い。

形によって音が変わる?

エレキギターの音の違いは、使用される木材やその他のパーツ、構造によるものが一番影響するよ。その中でエレキギターの形による違いも少なからずあると考えられているんだ。

使われる木材やその他の全てのパーツの振動をピックアップというマイクで拾うわけだから、同じ形でも音は変わるってことだね。

形が違うほかに、なにかメリットはあるの?

デザインや使用される木材・パーツの違いからくるギターそのものの「重さ」「バランス」「弾きやすさ」に違いが出てくるよ。全体的に同じ重さでも形によって受ける重さの感覚が違ったり、またボディーにフィットしやすいように加工されたものや、ネックの太さ、形状もいろいろあるんだ。

Fenderの代表モデル

ストラトキャスター

エレキギターの代表中の代表で王道モデルの一つ。サウンドバリエーション豊富でオールジャンルに対応出来る。このモデルを基準に、他のモデルを比較するとわかりやすい。

シングルコイルが3つ装着されていて、5種類のバリエーションがある。切れ味の良いサウンドとトレモロ・ブリッジによるアーミングが出来るようになっている。

欠点として、シングルコイルはパワーがない&ノイズを拾いやすい。しかし、リア・ピックアップのみをハムバッカーにして汎用性をさらに高めたバージョンもある。

実は、テレキャスターを進化させたのがストラトキャスター。生産性をよくするためピックガードにピックアップやボリューム・トーンコントロールが装着されているのが特徴。

「ストラトキャスター」を詳しく知りたいならコチラ

テレキャスター

こちらもエレキギターの王道モデルの一つ。色んなジャンルで使われていて、独特の人気がある。色合いによってはかわいいイメージになるため、女子にも人気が高い。

シングルコイルピックアップが二つで、フロント・ピックアップとリア・ピックアップで大きさが違うのも特徴。切れ味の良いサウンドが売り。

欠点は、シングルコイルによるパワー不足、ノイズを拾いやすいところ。

ソリッドギターの原点で、ボディとネックをボルトで固定する「ボルトオン」という構造のエレキギターの中で一番歴史が古い。

「テレキャスター 」を詳しく知りたいならコチラ

ジャズマスター

ストラトキャスターの上位機種として発売。グランジ/オルタナ系のジャンルで使われることが多いモデル。フロントは甘く、リアは荒々しく無骨なサウンドで、「オフセットウェスト」という左右非対称のボディが特徴。

パワーがありつつも、切れ味が出せる大型のシングルピックアップが特徴的。フローティングトレモロというジャズマスター・ジャガーに採用された特殊なブリッジで、すごく滑らかなアーミングができるのも特徴の一つ。

最新のモデルには装備されてないことが多いけど、昔のモデルだと強制的にフロント・ピックアップに切り替え出来るスライドスイッチが付いていて、専用のトーンコントロールがボディ上部に付いていた。

欠点はブリッジの構造上、激しいプレイをすると弦落ちすること、アーミングをするとチューニングも狂いやすい。最新モデルではその点が改善されているよ。

名前の通り、ジャズで使われることを前提に作られたけど、人気が出ず、代わりにサーフミュージック系のギタリストに人気が出て、後にグランジ/オルタナ系に支持された。

ジャガー

ジャズマスターの上位機種として製作されたモデルで、ピックアップに「ヨーク」というギザギザの金属が取り付けられ、出力が強化されているのが特徴的で、高域が特に強く、クセのあるサウンドを生み出す。ジャズマスター同様「オフセットウェスト」という左右非対称のボディが特徴。

ネックの長さがストラトやテレキャスに比べて短い「ショートスケール」が採用されている。それによってエレキギター自体の全長が短くなって弾きやすくなる。女子にとってはありがたい仕様で弾きやすく感じる場合がある。

一般的なピックアップセレクターではなく、スライド・スイッチでピックアップの切り替えを行う。強制的にフロントピックアップを出力されるスイッチ切り替え、それ専用のコントロールが付いている。

欠点は、スイッチ切り替えの扱いが初心者にはややこしいことや、ジャズマスター同様に弦落ちしやすいブリッジに、フローティングトレモロによるアーミングでチューニングが狂いやすいこと。その点を改善した現代モデルがある。

ムスタング

小さめボディが特徴的なモデル。ショートスケールのおかげで扱いやすく、可愛らしいイメージで女子に人気のあるモデル。

低出力の専用ピックアップが装着されていて、スライド・スイッチでピックアップの切り替えを行う。軽いタッチで可変幅の大きいアーミングが可能な「ダイナミックトレモロ」が装備されているのも特徴で、これはムスタングのみに採用されている。

ジャズマスターやジャガーの「フローティング・トレモロ」とは、少し機構が違う。ネックが細いので特に手の小さい人にもおすすめ。

欠点は、ショートスケールのギターに言えることだけど、弦のテンションが弱すぎて弾きにくいと感じることがある。それは太めの弦で対策すると◎。

Cherの使用で人気になった。

Gibsonの代表モデル

レスポール

エレキギターの王道モデルの一つ、レスポール。ロックと言えばこのモデルを思い浮かべる人も多いはず。見た目のカッコよさ、パワフルなサウンドでとても人気がある。オールジャンルOK。

フェンダーとは違い、「ハムバッカー」というピックアップが装着されている。これによりパワーのあるサウンドが得られて、ノイズにも強いというメリットがある。「ミディアムスケール」という少し短めのネックが採用されていて、それによってギターの全長がやや短くなっている。

ネックとボディが接着されているのが特徴。チューン・O・マチック&テイルピースという固定型のブリッジが採用されている。これのメリットとして、チョーキング時などに他の弦が影響受けてピッチが下がる現象が起きない。

欠点は、ハイポジションが弾きにくいこと。個体によってはとても重くて身体への負担が大きいことがある。

ロック以外でもジャズでも使われることが多い。

「レスポール」をもっと詳しく知りたいならコチラ

SG

レスポールの後継機として制作されたモデル。その見た目からロックやメタル系ギタリスト、色合いから女子にも人気がある。パワフルなサウンドながら、ボディが薄くなっている分、歯切れの良さも出せるようになっている。

レスポール同様にミディアムスケールで扱いやすい。ハイポジションも弾きやすくオススメ。

特に大きな欠点はなく、強いて言うならアーミングが出来ないことくらい。

レスポールジュニア/スペシャル

元はレスポールスタンダードの廉価版として登場。生産性を高めるためにボディがフラット形状になっている。「P90」という大型のシングルコイルピックアップが特徴的。リアにのみ搭載されているのがジュニア、フロント、リア両方に搭載されているのがスペシャル。

ギブソンが出した入門機「レスポール・ジュニア」、それのアップ・グレード版がスペシャルという位置付け。このモデルにも根強い人気があり、奥田民生やBUMP OF CHICKENの藤原基央が愛用している。

欠点としては、レスポール系はハイポジションが弾きにくいというところ。

フライングV

変形ギターの先駆け的存在。Vシェイプの変形ギターはハードロックやメタル系ギタリストに人気。見た目のインパクトは十分。ギブソンらしいパワフルなサウンド。

取り扱いがしにくいのが欠点。椅子にすわって弾く際に、ストラトなどのように右足に載せて弾くことが出来ない。

エクスプローラー

こちらもフライングVと並んで変形ギターの代名詞的存在。ハード・ロック、メタル系ギタリストに好まれる傾向が強い。ボディの面積がエレキギター中、最もでかい部類に入る。

バナナ・ヘッドとヘッドの形が特徴でハイポジションが弾きやすい。

欠点は、ギタースタンドに載せにくいことや、ボディの形状的に胴体に当たって痛いことがある。

ES-335

セミアコ・ギターの代表モデルES-335。ジャズ、フュージョン、ブルース系ギタリストに人気が高い。ロックでも使用される。

ソリッド・ギターとフルアコ・ギターの中間の構造を持つギターとして、独特の空気感を持ったサウンドが特徴。軽さもメリットの一つ。

欠点は、ボディが大きいこと、ハウリングもソリッドに比べたら多くなること。

B.C.Rich/モッキンバード

BC Richの代表モデルで日本ではXJAPANのHideの使用で人気が高まったモデル。Guns N’ RosesのSlashも一時期使用していた。

「スルーネック」というネック材がボディの末端まである構造は、B.C.リッチが最初に発表した。この構造により音の伸びが良くなり、サスティンが伸びる。

サウンドはレスポール系サウンドで、ハイポジションが弾きやすい。ハード・ロック、メタル系に人気がある。

欠点は、スルーネック という構造上、ネック交換や不具合が起きた時に修理不可能になる場合がある。

Jackson/ディンキー

別名「スーパーストラト」と呼ばれる、ストラトキャスターをさらにシェイプアップしたような「メタル」にふさわしい見た目で、テクニカル、ヘヴィー系ギタリストに人気が高い。

ディンキーは元々はシャーベルというブランドが出したもので、このタイプ元にアイバニーズやESP、シェクターなどの角ブランドがディンキータイプのエレキギターがたくさん製作している。

「フロイドローズ」というロック式トレモロで激しいアーミングをしてもチューニングが狂いにくい。

欠点は、慣れるまで扱いが難しい。テクニカル・ヘヴィー系のイメージが強いため、他のジャンルで見た目的に合わないことがあることや、24FのHSHではピックアップの間隔が狭くなるため、弾きにくくなる感じることがある。

Paul Reed Smith

Paul Reed Smith(ポール・リード・スミス)、略してPRSはエレキギター界の2大ブランドFender、Gibsonに続く第三のブランドとして、どのジャンルのミュージシャンからも人気のあるブランド。

レスポールのようなパワフルなサウンドとストラトキャスターのような取り扱いやすさ、両モデルを掛け合わせたようなモデルで、静かな音から、激しいサウンドまでオールジャンルOKなオススメなギターだよ。

ネックもPRS独自の長さ(スケール)になっていて、エレキギターの全長が長すぎず、短すぎずの丁度良いサイズ感を実現しているんだ。

欠点は、とても高額で手に入れにくいこと。安価モデルのSEシリーズでも10万円近くする。

Gretch

フルアコ・ギターで有名なGretch(グレッチ)のエレキギター。カントリーやロカビリー、ガレージ・ロック、最近ではパンクでも使用されることがある。世界一美しいギターとして知られるホワイト・ファルコンが有名。

リーゼントや革ジャンが合いそうなゴージャスでエレガントな見た目、「ハイセンシティブ・フィルタートロン」というハムバッカーとホロウボディによりグレッチ特有のサウンドを生み出している。ビグスビー・トレモロ・ユニットも特徴的。

愛用者にはブライアン・セッツァーやレッチリのジョン・フルシアンテ、日本では浅井健一、チバユウスケらが使用している。

欠点は、ハウリングが起きやすいこと。現在は改善されたモデルもある。

Rickenbacker

Rickenbacker(リッケンバッカー)一目で分かるデザインが特徴的。ビートルズのジョン・レノンの仕様で人気の高まったモデル。

セミホロウボディにローズウッド指板にメイプル指板にするような塗装が施されている。コントロール・ツマミが五つ。五つ目のコントロールはフィフス・コントロールでフロントピックアップにのみ動作する中域ブースター(音量が上がる)となっている。

acidmanのオオキノブオやレミオロメンの藤巻亮太が使用している。

代表モデルを基準に比較していこう!

代表モデルを持っておくと、エレキギターの王道、基本となる音や弾き心地が分かって自分の中で基準が出来るんだ。他のモデルとの比較や合う・合わないっていうのを、自分で判断出来るようになるよ。



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