Fender 「Made in Japan Hybrid II」シリーズ製品レビュー


初心者2

  • 「Fender Made in Japan Hybrid II」 ってどんなの?
  • 特徴や機能は?
  • 前シリーズとの違いは?
  • ラインナップは?


この記事では、上記の悩みや疑問を解決する内容になっています。

なぜなら、「Fender Made in Japan Hybrid II」シリーズについて調べて分かったことを、ギター歴24年でブロガーのリュウが分かりやすくまとめたからです。

記事の前半で特徴や機能を紹介し、後半に旧モデルやアメプロⅡシリーズとの違いを比較、ラインナップを紹介しています。

この記事を読み終えると、「Fender Made in Japan Hybrid II」がフェンダーの王道モデルが価格・品質よし【コスパ最高な日本製フェンダー】だと分り欲しくなっちゃいます。

目次

「Fender Made in Japan Hybrid II」10万円代で買える日本製スタンダード・シリーズ

こだわり過ぎず、オールラウンドで扱いやすいスペックのバランスに優れたものとして、各メーカーごとに「スタンダードモデル」というのがありますよね。

Fender(フェンダー)が2021/3月にスタンダードの最新モデルとして日本生産ラインに加えたのが、今回紹介する「Fender Made in Japan Hybrid II」シリーズです。

フェンダーの生産国はアメリカやメキシコ製が有名ですが、これは本国フェンダー社公認で日本国内で製造されている「日本製フェンダー」です。

国内生産ということで関税を通さないから価格がかなり抑えられており、品質も日本のギターシーンを古くから支えてきた「ダイナ楽器」が製造しているので信頼感がありコスパが良く、サウンドも問題なしですね。

見た目はトラディショナルですが現代的で弾きやすく扱いやすい、フェンダーUSAのスタンダードモデルなどに近い感じの作りです。22フレット仕様やヘッド側で調整できるトラスロッド、テレキャスにはコンター加工が入っており、ヴィンテージ・スタイルの前モデルから大きく変更されています。

「Fender Made in Japan Hybrid II」シリーズは、10万円代で長期間にわたって使用できるコスパ良しの日本製フェンダーです。

全モデル共通の仕様や特徴

「Fender Made in Japan Hybrid II」シリーズ共通の使用や特徴について紹介していきます。

アルダーボディ

フェンダーギターの代名詞となっている「アルダーボディ」が採用されています。

アルダーボディの特徴は、高域から中域がやや強調されたバランスの良い明るいトーンを持っています。

比較的柔らかい材なので加工しやすく、乾燥の期間も短いので安定感があります。

新設計ピックアップ

このシリーズのために新設計された「Hybrid II Custom Voiced Single Coil」ピックアップが搭載されています。

日米共同で開発した、ジャンルを問わずどんな楽曲にでも対応できるように最適化されています。

フェンダーらしいサウンドかなと思いますが、可もなく不可でもない感じですね。他のピックアップと載せ替えると、さらに化けるかもしれません。

また、コンデンサーには「オレンジドロップ」が標準装備されており、ジャック部分には4つの接点を持つ「Pure Toneジャック」が採用され、固定感が増して音切れなどのトラブルなども軽減されています。

ヴィンテージロッキングチューナー

従来のようなペグに何周か弦を巻きつけて固定するのではなく、ペグ自体が持つロック機能を使って弦を固定するタイプなので、弦交換やチューニングがとてもラクです。

ハイブリッドなネック

フェンダーUSAのアメリカン・パフォーマーシリーズなどに採用されている「Modern “C”ネックシェイプ」やアメプロシリーズに採用されているナロートールフレットが採用され、指板Rは9.5インチラジアスとなっておりフェンダーUSA仕様となっています。

薄めのネックで日本人の手に馴染みやすい工夫がされており、サラサラな手触りのサテンフィニッシュとフレットエッジも一手間加えた処理を施してあるのでスムーズなフィンガリングが実現しています。

こだわりのカラー2種類

定番カラーの他に、シリーズ限定カラーとしてModena Red(モデナレッド)、Forest Blue(フォレストブルー)が加わっています。

Hybrid II と旧Hybrid、アメプロⅡとの違い【比較表】

HYBRIDⅡシリーズ、前モデルHYBRIDシリーズ、USAアメプロⅡシリーズのストラトキャスターを例に比較してみます。

HYBRIDシリーズ HYBRIDⅡシリーズ USAアメプロⅡシリーズ
ボディ材 アルダー アルダー アルダー/ローステッドパイン
ボディフィニッシュ ポリエステル ポリウレタン ポリウレタン
ネック裏フィニッシュ サテン・ウレタンフィニッシュ サテン・ウレタンフィニッシュ ”スーパーナチュラル”サテン・ウレタンフィニッシュ
ネックシェイプ Uシェイプ モダン”C”シェイプ ディープ”C”シェイプ
ネックスケール 25.5″ (648 mm) 25.5″ (648 mm) 25.5″ (648 mm)
指板ラジアス 9.84″(250mm) 9.5” (241 mm) 9.5” (241 mm)
フレット数 21 22 22
フレットサイズ ミディアムジャンボ ナロートール ナロートール
ナット材 ボーン ボーン ボーン
ナット幅 1.675″(42.5mm) 1.650″(42mm) 1.685″ (42.8 mm)
ピックアップ Fender USA Vintage Hybrid II Custom Voiced Single Coil V-Mod II Single-Coil Strat
ブリッジ 2点支持トレモロ, ヴィンテージサドル 2点支持トレモロ, ヴィンテージサドル 2点支持トレモロ, コールドロールドスチールブロックサドル
ペグ ヴィンテージスタイル ロック式 ヴィンテージスタイル ロック式 フェンダー アメリカンスタンダード・ペグ

比較をしてみると、今回のHYBRIDⅡシリーズはUSAスタンダード仕様にかなり寄っている印象を受けますね。

ボディ塗装が安価なギターに多いポリエステルから中〜上級モデルに使われるポリウレタンに変更されているのも良いです。

ポリウレタンの方がポリエステルより音抜けが良いとされています。

ネックシェイプも少し厚みのある”U”シェイプからやや薄めで一般的な”C”シェイプへと変更されています。どちらも弾きやすいですし好みによって変わる事ですし、フェンダーの現在の基準に合わせたのかもしれません。

フレットが「ミディアムジャンボ」から、アメプロⅡシリーズにも採用されている「ナロートール」に変更されています。

幅や高さがそこそこある「ミディアム・ジャンボ」フレットに比べ、細くて高さのある「ナロー・トール」フレットは現代的な弾きやすさを持ちつつ、細くて低い「ヴィンテージ・スタイル」フレットの感覚が得られます。

「Made in Japan Hybrid II」シリーズのラインナップ

「Fender Made in Japan Hybrid Ⅱ」シリーズのギターのラインナップを紹介していきます。

Made in Japan Hybrid II Stratocaster

 

 

現代的なプレイアビリティを持ったオーソドックスなストラトキャスターです。

王道モデルとして完成されたモデルを1本は持っておくべきです。

扱いやすいのでメインギターとしても良いですし、価格・品質共に良いのでサブギターや改造用としても◎です。化ける可能性もありますから楽しみが増えそうです。

Made in Japan Hybrid II Telecaster

 

 

3連サドルのブリッジを持ったトラディショナルなテレキャスターです。

こちらもプレイアビリティは高く、バックコンターが採用されているので身体へのフィット感が増しています。

通常3WAYセレクターなのが4WAYセレクターとなっており、サウンドバリエーションが多くなっているのも◎ですね。

Made in Japan Hybrid II Jazzmaster

 

 

近年、さらに人気が高まってきているジャズマスターです。

余計なものを排除したフェンダーUSAの旧アメプロシリーズのジャズマスターに仕様が似ていますね。

ストラトキャスターやテレキャスターとは一味違う、もう一つのフェンダー王道モデルがコスパ良く手に入れられます。

まとめ

  • 国内生産のフェンダー
  • 22フレットなど現代的な作りで扱いやすい
  • 価格は10万円からで手に入りやすい
  • 品質も良くコスパよし!
  • メインギターや、サブギター・改造用としても◎!

「Fender Made in Japan Hybrid Ⅱ」シリーズは10万円くらいの価格で長期間使えるギターです。

王道モデルを持ったことが無いならこの機会に是非チェックしておきましょう。

フェンダーが気になっているアナタにおすすめの記事はこちら^^

Fender American Performer Stratocasterの機能・特徴を紹介

フェンダーUSA・アメプロⅡシリーズの特徴を紹介!

当ブログ記事を読んで下さった方へ

当ブログ「ギタ活!」ではエレキギターや音楽に関することを「分かりやすい表現で役に立つように」をモットーに情報発信しています。

またTwitterでもブログ記事の更新を含めエレキギター・音楽に関することを毎日最低2回は呟いますので、記事が参考になった、面白かったと思った方はフォロー・シェアしてもらえると励みになります。



スポンサーリンク

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次